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​研究目的

本研究の目的は、日本の近代化のなかで整備された公共施設について、そのRC造化の過程を解明し、20世紀前半に建てられたRC造公共施設の再評価をおこなうことである。対象を官庁舎、学校、病院、図書館・博物館・美術館、公会堂とし、以下の5点を具体的目的とする。

①公共施設のRC造化に関する情報収集:各施設に関する情報を網羅的に収集し、RC造建築物として建て替え、あるいは、新築されていく時間的・空間的変化を把握する。

②RC造公共施設の特徴把握:これらの公共施設の特徴を様式・意匠、構造・材料、用途・機能・平面、立地など都市との関係、施設が持つ社会的文化的役割を把握する。

③公共施設の社会的文化的役割とRC造化の関係把握:公共施設が持つ本来の役割とRC造化の関係を把握する。

④RC造公共建築物の再評価:①~③の成果を基にRC造公共施設の再評価をおこなう。

⑤公共施設のRC造化過程の提示:①~④の成果を基に公共施設がRC造化していく過程を明示する。

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